タミヤからWRC(世界ラリー選手権)で活躍した伝説のマシン、ランチャ037が1/10スケールのRCとして登場。WRCからその姿を消してから30年以上経過した現在も語り継がれる、グループB時代を代表するマシンである。

ランチャ037は実質的なグループB時代の幕開けとなった1983年シーズンの開幕戦となるモンテカルロラリーで1-2フィニッシュ、その後も5戦-6戦-7戦で連続優勝。さらに10戦でも勝利を収めアウディ勢との熾烈なバトルを制しこの年のメーカータイトルを獲得したマシンである。

この往年の名機をスケールモデル/プラモデルで定評のあるタミヤが1/10スケールのRCとして作り上げた。ポリカーボネイト製のボディはピニンファリーナーが手がけたことでも知られる美しく迫力のある前後スポイラーやワイドフェンダーの造形を精密金型により忠実に再現。さらにワイパーやドアミラーだけでなく、4連フォグランプも別パーツで用意。フォグランプ等のライト類はメッキパーツのケースと透明レンズを組みわせることでよりリアリティのあるものにしている。もちろんお馴染みのマルティーニカラーや多くのスポンサーロゴも実車同様に再現。足元には当時装着されていたものと同様のデザインとなるホイールやレーシングセミスリックタイヤを装着するというこだわりよう。RCとはいえ眺めているだけでもワクワクする仕上がりだ。

シャーシはシャフトドライブ4WDのTA02-Sを採用。実車はミッドシップの後輪駆動だったが、RCとしての走らせやすさ&楽しさという点であえて4WDとしているのは嬉しいところ。ダブルウィッシュボーンサス、CVAオイルダンパーとの組み合わせで意のままの走りを楽しむことができる。実際にRCとして走らせるためにはファインスペック2.4G 電動RCドライブセット(14,904円/税込)と送信機用単3形電池4本を別途購入する必要がある。

じっくり時間をかけ組み立て、ボディを丁寧に塗装し、デカールを丹念に貼り仕上げていく。最近では塗装済み完成キットも多く販売されるようになったが、やはり自ら組み立てるとRCはその何倍も楽しめる。特にこのような名車を仕上げていく時間は格別なものになるはずだ。本体価格は21,384円(税込)。

タミヤ 1/10 RC ランチア 037 ラリー:http://www.tamiya.com/japan/products/58654/index.html

text=KURUMAG. photo=Tamiya