クルマと音、この二つは切っても切り離せない関係がある。心地良い走りにも、ワクワクするドライブにも“音”は重要な役割を担っている。そこでカーライフをより楽しいものにしてくれるクルマと音の関係に注目。エンジン、オーディオシステムからホイールまで、自動車メーカーのクルマと音に関する取り組みを紹介しよう。


【 Mazda Natural Sound Smoother 】

ディーゼルエンジン特有のガラガラ音を劇的に低減させる

マツダがディーゼルエンジンのガラガラという音を低減させるために開発した世界初の技術が「ナチュラルサウンドスムーザー」だ。これはエンジン内のピストンピンに組み入れたダンパーが、ガラガラ音の発生源であるピストンのノック音を打ち消すというもの。街中走行で多用する1500回転から2000回転前後で発生する3500Hz前後の不快な音を大幅に低減。このわずか数センチの部品がディーゼルエンジンの印象を劇的に変えてくれることに驚くはずだ。


[ Mazda × Bose Sound-system ]

ボーズと共同開発したヘッドレストスピーカー

新型ロードスターは身体を包み込むようなフィット感を実現するネット素材を用いたS−fit構造シートを採用し話題になっているがこのシート、実は音にもこだわりがあるのだ。同車のボーズサウンドシステムは合計9つのスピーカーと高効率7チャンネルハイブリッドアンプの組み合わせとなるが、このうち2つのスピーカーはヘッドレスト内に内蔵。開発にあたりオープン時でも自然で広がりのあるサウンドの実現に両社はこだわりをぶつけ合ったという。さらにルーフの開閉でそのサウンドチューニングも変わるというこだわりようだ。


[ Honda × Foste Back-loaded Horn ] 

限られた空間で最大の重低音。新発想のサブウーファー

室内空間に制限がある軽自動車でも抜群のサウンドを提供したい。そんな想いで開発されたのがN-BOXスラッシュのサウンドマッピングシステム。8スピーカー+1サブウーファーで構成されるシステムで、なかでもFOSTEX社と共同開発したサブウーファーは自信作。バックロードホーン型を採用しシート下のスペースも上手に利用し、理想的な低音を作り出すことに成功している。またこのクルマ、オプションにはさらに音質を向上させる専用ヘッドユニットやデッドニングキットもラインナップする。


[ Honda Noise-reducing Wheels ]

タイヤ内部の共鳴音を吸収。消音装置付きアルミホイール

ジェイドに採用されているノイズ・リデューシングホイールは、路面凹凸や段差を乗り越えた時などに発生するタイヤ内部の不快な共鳴音をホイールに取り付けた中空構造のレゾネーター(消音装置)の共鳴吸収効果によって低減させるというもの。言葉で説明すると難しいが、走ってみればその効果はすぐにわかるはずだ。特にその効果を実感できるのは高速道路などの路面のつなぎ目。パタン、パタンという音を低減させる効果がある。不快な音をその発生源に近い所から減らしていく技術のひとつだ。


 

KURUMAG.(No.7):http://kurumag.net/backnumber/kurumag-no-7/
マツダ:http://www.mazda.co.jp/
ホンダ:http://www.honda.co.jp/auto/

text =KURUMAG. photo=KURUMAG. Honda