Red Bull グローバル・ラリークロス(GRC)の第7戦がインディアナ州インディアナポリスのルーカス・オイル・レースウェイで開催され、フォルクスワーゲンのスコット・スピードが優勝。2位はスコット・スピードのチームメイトであるタナー・ファウスト、3位はフォードのスティーブ・アーピンという結果となった。ホンダ勢はオリバー・エリクソンが4位、スバル勢はパトリック・サンデルが7位でフィニッシュした。

アメリカのモータースポーツ関連会社やレーシングチームが数多く集まるインディアナポリスで行われた第7戦はルーカス・オイル・レースウェイが戦いの舞台。全長0.767マイル(1.23km)の特設コースは舗装路が69.2%、未舗装路(ダート)が30.8%の比率で、ターン1の前にジョーカーラップが用意された。恒例のビッグジャンプとフィニッシュラインは観客席の前にレイアウトされ、会場に足を運んだファンはラリークロスカー迫力の走りとサウンド、豪快なジャンプを存分に楽しめるものになっていた。

予選から速さを見せたのはフォルクスワーゲンのスコット・スピードだった。予選をトップ通過すると、自身が出走したヒートレースを全て制する完璧な走りでファイナル進出を決めた。フォルクスワーゲンが圧倒的な速さを見せる一方で、ヒートレースで健闘したのはスバル勢だった。ヒート2Aではクリス・アトキンソンが勝利、チームメイトのパトリック・サンデルも2位でフィニッシュしスバル勢がワンツーを決めた。「1位を獲れて嬉しい。チームにとって2台で1位と2位を獲れたのは非常にいい結果だ」とクリス・アトキンソン。続くセミファイナル1でも速さを維持し、2位フィニッシュを決めた。「序盤にスコット・スピードに近づけたが、結局捕まえることできなかった。しかしトップからは1.7秒の差だけ。マシンの調子は良いし、メインレースをフロントローからスタートできることはとても大きなチャンスだ」。

迎えたメインレース、フォルクスワーゲンのスコット・スピードは絶好のスタートを決めレースをリード。チームメイトのタナーもそれに続く展開に。一方、最前列からスタートしたクリス・アトキンソンはスタートでトラブルに見舞われ大きくポジションダウンを喫することに。「前列でのスタートを表彰台に変えることができず悔しい。決勝直前に少しトラブルがあり、ちゃんとスタートラインで飛び出せなかった」とアトキンソンは振り返る。アトキンソンの後退でポジションアップを果たしたのはフォードのスティーブ・アーピンとホンダのオリバー・エリクソンだった。レース序盤はこの2台による3位争いが繰り広げられたが、終盤に近くにつれその差は徐々に広がりスティーブ・アーピンがオリバー・エリクソンを引き離すかたちで3位表彰台を獲得。オリバー・エリクソンは惜しくも表彰台を逃す4位でレースを終えることになった。「セミファイナルでも良いペースだったので表彰台も狙えると思っていた。しかしメインレース序盤に他車とのバトルでタイヤを痛めてしまい、その後はアンダーステアに悩まされてしまった」とオリバー・エリクソンは語った。

スコット・スピードは今回の優勝でチャンピオンシップポイントを加算したがポイントリーダーのタナー・ファウストも2位フィニッシュしたことでまだ26ポイントの差があるという状況。両者の年間王者争いはシーズン後半さらに激しさを増しそうだ。その一方でスバル勢、ホンダ勢ともに実力を上げてきており、後半戦はさらに良いレースを見せてくれそうだ。Red Bull グローバルラリークロス(GRC)は今後約1ヶ月間の夏休みにはいり、次回の第8戦&第9戦は8月12日〜13日にニュージャージー州アトランティックシティにあるバッダー・フィールドで開催される。

Red Bull グローバル・ラリークロス(GRC):http://redbullglobalrallycross.com/
スバル・ラリーチームUSA:http://www.subaru.com/enthusiasts/rally.html

■ Red Bull​ GRC Powerblock: Round 7 – Indianapolis

text=KURUMAG.
photo=Red Bull, Lars Gange, Ben Haulenbeek, subaru.com/rally 2017,