Red Bullグローバル・ラリークロス(GRC)第6戦が昨日に引き続きカナダのオタワにあるカナダ航空宇宙博物館の特設コースで開催され、フォルクスワーゲン・ビートルのタナー・ファウストが優勝。2位にはタナーのチームメイトであるスコット・スピード、3位にホンダ・シビックのミッチェル・ディジョンが入った。タナー・ファウストは今大会での優勝で年間ポイントランキングで首位に躍り出る結果となった。

ダブルヘッダーイベントとして行われる今大会、カナダ航空宇宙博物館の特設コースは第6戦でコースを変更。第5戦で使われたジョーカーとメインコースを入れ替えることで、ジョーカーを使うことでタイムロスとなる通常のGRCイベントとは異なるコースレイアウトで開催。マシンセットアップとあわせ、ジョーカーをどのタイミングで使うかの戦略も勝敗のカギとなった。

予選では昨日エンジン交換によりメインイベントへの出走が叶わなかったスコット・スピードがポールポジションを獲得。メインレースはスコット・スピード、セミファイナルを制したタナー・ファウスト、そして前日から好調を維持しているミッチェル・ディジョンがフロントローに並ぶ形でスタートを迎えた。

メインレースはスタート直後にスバルのクリス・アトキンソンが横転し、赤旗中断となる波乱の展開。しかし再スタート後は予選およびヒートレースで一貫してその速さを見せてきたタナー・ファウストとミッチェル・ディジョン、そしてスコット・スピードの3台が9周目までそのポジションを変えることなくレースを牽引。そのままの順位でフィニッシュを迎えると誰もが予想したが、ファイナルラップの最終コーナーでスコット・スピードがミッチェル・ディジョンのオーバーテイクに成功、0.195秒という僅差で2位でフィニッシュを決めた。前日優勝を決めた地元カナダ人ドライバーのスティーブ・アーピンは1周目のマシン接触により完走することができなかった。

「昨日から会場にたくさんの人が足を運んでくれたおかげで、多くのラリークロスファンを作ることができたと思う。新たな場所で、この素晴らしいスポーツを見せること、これはとても大事なことだよね。このコースはとても難しかった。BFグッドリッチタイヤが素晴らしいタイヤを作ってくれたことに感謝したいね。チームで1-2フィニッシュを決めることができてとても嬉しいし、本当に素晴らしい結果になった」と今大会の勝利で年間ポイントランキングトップに躍り出たタナー・ファウストはコメント。

スバルラリーチームUSAのパトリック・サンデルは7位でフィニッシュ、チームメイトのクリス・アトキンソンは横転こそしたものの再スタートとなったメインレースに出走、執念の走りを見せ9位でレースを終えた。

次回のRed Bullグローバル・ラリークロス(GRC)第7戦はインディアナポリスで7月9日に開催される。

Red Bull グローバル・ラリークロス(GRC):http://redbullglobalrallycross.com/
スバル・ラリーチームUSA:http://www.subaru.com/enthusiasts/rally.html

■ Red Bull GRC Powerblock: Round 6 – Ottawa

text=KURUMAG.
photo=Red Bull, Lars Gange, Ben Haulenbeek, subaru.com/rally 2017,