Red Bullグローバル・ラリークロス(GRC)第5戦がカナダのオタワにあるカナダ航空宇宙博物館の特設コースで開催され、フォード・フィエスタを駆る地元カナダ人ドライバーのスティーブ・アーピンが優勝。2位にはフォルクスワーゲン・ビートルのタナー・ファウスト、3位にホンダ・シビックのミッチェル・ディジョンが入った。

初開催となるカナダ戦はオタワのカナダ航空宇宙博物館で開催。今大会のために用意された特設コースの全長は0.762マイル/1.226kmで、舗装路64.2%+ダート35.8%の構成となる。スタートから長いストレートを経てハイスピードのまま1コーナーへ飛び込み、タイトな左コーナーへ。2〜5コーナーは連続する左コーナーのためドライバーは右タイヤのマネージメントがポイントに。ラリークロス名物のジョーカーは3〜6コーナーをカットするかたちで用意される(ジョーカーを使うとコース全長は0.718マイル/1.156km)。そしてダートセクション手前でメインコースとジョーカーが合流、そのまま70フィートのビッグジャンプへ。ジャンプを越えると今シーズン最もタイトなダート上での左ターンがあり、そこを抜けると再びホームストレートへと戻るというレイアウトだ。

プラクティスでは毎戦安定した速さを見せるフォルクスワーゲン勢が好タイムをマークしワンツーを決める。しかしヒートレース、セミファイナルでは全て勝者が異なる展開に。さらにポイントリーダーであるフォルクスワーゲンのスコット・スピードがトラブルによりエンジン交換を余儀なくされ、セミファイナルに出場できなかったためにメインイベントへの出場権を失うことに。そして迎えたメインレースはフロントローからスタートしたタナー・ファウストとスティーブ・アーピンの一騎打ちに。スティーブ・アーピンは素晴らしいスタートを決め、戦略的にジョーカーを使うことで2度のGRCチャンピオンであるタナー・ファウストを見事に抑えトップでチェッカーを受けた。これによりスティーブ・アーピンは年間タイトル争いにおいて首位に踊り出た。

「カナダの建国150年を祝うこの大会での優勝はどれだけ素晴らしいことか! これまで世界各国でレースをすることに恵まれてきたけど、これこそ全てだね。この週末、多くのゲストも会場に足を運んでくれた。みんなに感謝したい。もちろん明日も勝ちたいね」と連勝を決めたスティーブ・アーピンは語った。

前戦コネチカットでチームへ3年ぶりの表彰台をもたらしたスバルのクリス・アトキンソンはヒート3Aで勝利、メインレースでは惜しくも表彰台を逃すも4位フィニッシュを決め好調ぶりをアピール。一方、チームメイトのパトリック・サンデルはリアドライブシャフトのトラブルにより9位でレースを終える結果となった。

前回に続き、ダブルヘッダーイベントとなるオタワ戦。明日も同会場にて第6戦が開催される。

Red Bull グローバル・ラリークロス(GRC):http://redbullglobalrallycross.com/
スバル・ラリーチームUSA:http://www.subaru.com/enthusiasts/rally.html

■ Red Bull GRC Powerblock: Round 5 – Ottawa

text=KURUMAG.
photo=Red Bull, Lars Gange, Ben Haulenbeek, subaru.com/rally 2017,