Red Bull グローバル・ラリークロス(GRC)第2戦がケンタッキー州ルイビルで開催され、ホンダ・シビックを駆るセバスチャン・エリクソンが今シーズン初優勝を決めた。2位にはフォードのスティーブ・アーピン、3位にはポイントリーダーであるフォルクスワーゲンのスコット・スピードが入った。スバル勢はメカニカルトラブルによりファイナル進出が叶わなかった。

第2戦の舞台となったのはルイビルにあるケンタッキー・エクスポジション・センター。GRC初開催となるこの地に設けられたのは10のコーナーを持つ全長約1118.4m(0.699マイル)の特設コースだ。82.7%が舗装路、17.3%が未舗装路(オフロード)というコースデザインで、オフロードセクション内には70フィートのビッグジャンプが配される。ショートカットできる”ジョーカー”はターン5-8の間に設けられ、ジョーカーラップでのコース全長は924m(0.580マイル)となる。

予選およびヒートレースでは今大会もフェルクスワーゲン・ビートルのスコット・スピードとタナー・ファウストが安定した速さを見せた。またライバル勢ではヒート1でスティーブ・アーピン(フォード)、ヒート3Aではオースティン・ダイン(フォード)がそれぞれ勝利。打倒フォルクスワーゲン・ビートルを狙うフォード勢も着実にスピードをつけてきた。その一方でスバル勢は予選でクリス・アトキンソンが3番手を獲得するも、今大会では終始リアサスペンショントラブルに悩まされ、メカニックたちの懸命の修復むなしく時間切れにより2台ともヒートレースおよびファイナル進出が叶わなかった。

Patrick Sandell competes at

10ラップで行われるファイナルはレース直前から降り始めた雨により滑りやすい路面状況のなかスタート。オープニングラップで優勝候補の筆頭であるスコット・スピードとタナー・ファウストが接触、この隙を狙ってスティーブ・アーピンとセバスチャン・エリクソンがポジションアップを果たす。その後上位4台による熾烈なバトルが繰り広げられることになった。勝敗の行方はファイナルラップまでもつれ込み、フィニッシュライン直前でスティーブ・アーピンとセバスチャン・エリクソンが並びほぼ同時にゴール。写真判定の結果、わずか0.071秒という僅差でセバスチャン・エリクソンが今大会を制する結果となった。

「僕たちにとって素晴らしいレースになった。数ラップでレースをリードしたが、途中4番手まで落ちたときもあった。そこから優勝できたのだから本当にクレイジーなレースだったね。とても楽しかったよ。チームはこの1年半本当によく頑張ってくれた。そして僕らはようやく勝つことができたんだ。最高の気分だよ。引き続きハードワークを続け、更なる勝利を目指して頑張っていかなければいけないね」と優勝したセバスチャン・エリクソンは語った。

次回のGRCは6月3日からコネチカット州トンプソンにあるトンプソン・スピードウェイで第3線&第4戦のダブルヘッダーイベントが開催される。

■Red Bull GRC Powerblock: Louisville Semis/Finals

Red Bull グローバル・ラリークロス(GRC):http://redbullglobalrallycross.com/
スバル・ラリーチームUSA:http://www.subaru.com/enthusiasts/rally.html

text=KURUMAG.
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