Red Bull グローバル・ラリークロス(GRC)の第10戦、第11戦がシアトルのエバーグリーン・スピードウェイで開催され、フォルクスワーゲンのタナー・ファウストが両戦ともに優勝。またスバルのクリス・アトキンソンが第10戦で3位、チームメイトのパトリック・サンデルも第11戦で3位フィニッシュを決め、それぞれシーズン2度目の表彰台登壇を果たした。

エバーグリーン・サーキットの特設コースで行われた今大会は今シーズン最後のダブルヘッダーイベント。舗装路が64.3%、ダートが35.7%という全長0.735 milesのコースに7つのコーナーをレイアウト。オーバルコースの一部を使ったハイスピードコーナー、そしてハードブレーキング、タイトターン、お馴染みのビッグジャンプと今大会もマシン負荷の高いコースとなっている。

土曜日に行われた10戦はポールポジションからスタートしたタナー・ファウストが素晴らしいスタートを決めホールショットを奪うと、ポイントリーダーでチームメイトであるスコット・スピードを従えながら終始レースをリード。そのすぐ後ろでスバルのクリス・アトキンソンがフォクスワーゲン勢を懸命に追いかけるという展開。10周で行われたファイナルはそのままのポジションでチェッカー。タナー・ファウストはこの優勝で年間ポイント争いで再び2番手へと返り咲いた。

■ Red Bull Global Rallycross Seattle I

日曜日に行われた第11戦でもタナーは絶好のスタートを決め、後続を一気に引き離すレース展開。予選2番手、フロントローからスタートしたスバルのパトリック・サンデルはスタートで痛恨のミスを喫し、フォルクスワーゲンのスコット・スピードにそのポジションを譲るも3番手を死守。レースはタナー・ファウスト、スコット・スピード、パトリック・サンデルの順位のまま10周を消化し、そのままのポジションでチェッカーフラッグ。タナー・ファウストがシアトルでのダブルヘッダーを完全制覇した。

「今週末はスコットがタイトルを確実なものにすると思っていたんだ。でも僕がそのチャンスを奪っちゃったね。一番大事なことは僕らとタイトル争いをしているスティーブ・アーピン(フォード)を抑えること。シアトルでは2レースともに僕らが1-2フィニッシュを決められたことでフォルクスワーゲン・アンドレッティ・ラリークロスは年間ポイントランキングでも1-2に返り咲いた。しかもスコットがリーダーのままでね。これは僕らにとって一番嬉しいことだし、僕自身もとてもハッピーだよ」と連覇を決めたタナー・ファウストはコメントした。

■ Red Bull Global Rallycross Seattle II

次回、第12戦はカリフォルニア州へと移動。10月14日にロングビーチの特設コースで最終戦が行われる。タイトルの行方はいかに。また好調スバルは悲願の初優勝なるか。最終戦も要注目だ。

Red Bull グローバル・ラリークロス(GRC):http://redbullglobalrallycross.com/

text=KURUMAG.
photo=Red Bull, Lars Gange, Ben Haulenbeek, subaru.com/rally 2017,